
エアコンのトラブルで意外に多いのが水漏れ。
スイッチオンにした途端にポタリポタリと水が垂れて壁を塗らしてしまうなんて言う事があります。
業者さんにみてもらう前に、自分で出来る対処法をまとめてみました。
■エアコンの水漏れの原因と対処法は?
「エアコン本体の傾きやズレ」
(対処法)⇒電源を切り、エアコンの傾きやズレをなおす。
*ビニールシートを壁から下げるように敷いて作業すると安心です。
エアコンは壁にしっかり固定されていますか?
上の方が少し壁から浮いている場合は、エアコンが前に傾いています。
湿度のある空気を取り込んで冷やして出来た水は、外に排水ドレーンを伝わって出るようになっています。
エアコンの設置が背面にぴったり付くように、排水が流れやすい傾きが保たれてれば良いのですが、前に向かって傾くとエアコン本体に異常が無くても、室内に水が出てくるのです。
「排水ドレーンのつまり・抜け」
(対処法)⇒①電源を切り、ドレーンのつまりを取り除く。
②ドレーンをさしなおす。
*壁から下げるようにビニールシートを敷くと安心です。
排水ドレーンが綿埃や水垢で詰まって、水が逆流して水漏れを起こすことがあります。
この場合、詰まりを取り除いておかないと、運転するたびに水漏れを起こしますから、詰まりをチェックしましょう。
ドレーンの水滴を拭き取って、掃除機で吸い取ります。
手でスキマを押さえるようにして密着させて行うと良いです。
掃除機で無理な場合には、ドレーンクリーナーというポンプ状の器具を使います。
「ポトリと水滴が落ちる程度の時」
(対処法)⇒アルミフィンの掃除をして乾かす
わずかにポトリと垂れてくる程度の水滴は、排水に問題はなく、アルミフィンなどエアコン内に水滴がついている事が原因です。
スプレー式のエアコン洗浄剤を使ってみましょう。
電源プラグを抜き、全面のカバー、エアフィルターを外してアルミフィンを露出させたら、エアコン洗浄剤の使用説明の通りに吹き付けていきます。
10分ほど放置したら、洗浄終了というタイプが多く、エアコンの排水ドレーンから落とした汚れが一緒に流れて行くので、そのまま通常運転を始めることが出来ます。
カビ取り、臭い取りができるので、エアコンのイヤな臭いも取れます。
こうしたエアコンからの水漏れは、気付いた時にすぐ対処しないと、住宅の壁にしみこんで木材がくさったり、カビたりするトラブルにつながります。
水漏れに気付いたら、傾き、ドレーン、汚れをチェックして見ましょう。