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家に出る蜘蛛は本当に安全?正しい蜘蛛との付き合い方

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のんびり家で過ごしている時、真っ黒な蜘蛛の姿を見つけると、ほとんどの人は驚いてしまいます。昔から日本人は蜘蛛を大切にしてきたため、積極的に退治するという方は少ないかもしれません。しかし、近年では外来種の毒蜘蛛の生息も報告されていますので、正しい蜘蛛の知識をよく理解しておきましょう。

■蜘蛛のエサは害虫

人間の生活を間接的に手助けする昆虫の事を「益虫」と呼びます。
一方、ダニ・ハエ・ゴキブリなどの、人に不快感を与える昆虫は「害虫」と呼ばれます。
厳密には蜘蛛は昆虫のグループには属しませんが、これらの害虫を捕食して駆除してくれるため、昔から益虫として親しまれてきました。

そうは言っても「益虫だとわかっていても、蜘蛛の見た目が苦手!」という方も中にはいらっしゃいます。
しかし、蜘蛛が家の中にいるという事は、エサとなる害虫の存在を嗅ぎつけてきたという事なのです。
つまり、家の中に現れた蜘蛛を退治してしまうと、結果として害虫たちを野放しにしてしまう事になってしまいます。
また、蜘蛛を退治しても、家に害虫がいる限り新しい蜘蛛がやってきます。
蜘蛛を発生させないためには、まずは害虫を駆除する事が先決です。

■家に出る蜘蛛の主な種類

蜘蛛は家のあちこちに出没しますが、屋内と屋外で少し生息域が異なります。

□屋内で主に見かける蜘蛛
・ハエトリグモ…ちょこちょこと素早く動く、約1.5cmほどの小さな蜘蛛です。脚が茶色く、胴体に白黒のラインがあるチャスジハエトリや、黒くずんぐりとした見た目のアダンソンハエトリなどの仲間がいます。
・アシダカグモ…太く長い脚と大きな身体が特徴的な蜘蛛です。全長は、大きいものでは成人女性の手のひらほどにもなります。北関東〜北海道エリアでは、エサとなる大きな害虫が少ないため、あまり姿を見かける事はありません。
・イエユウレイグモ…糸のように細長い脚と薄い体色が特徴の、まるで幽霊のような見た目の蜘蛛です。ハエなどの小型の害虫を捕食します。

□屋外で主に見かける蜘蛛
・オオヒメグモ…細長い脚を持ち、巣を貼って獲物を捕らえます。日本全国に分布する、最もスタンダードな家蜘蛛です。
・コガネグモ…黒と黄色の胴体と、太い脚を持っています。
・ジョロウグモ…コガネグモと同じく黒と黄色の模様が特徴ですが、こちらは細長い脚と胴体で見分ける事ができます。

■家の蜘蛛は人間に害を及ぼす?

海外には毒蜘蛛が生息しているため、日本人よりも蜘蛛が苦手な方が多く、見つけるとすぐに退治してしまうそうです。
上記でご紹介した日本の家に出没する蜘蛛には、毒性を持つものはいません。
ただし、日本国内に生息する毒蜘蛛として、外来種のセアカゴケグモとハイイロゴケグモがいます。
1995年に発見が報告されて以来、現在も日本全国で発見されているため注意が必要です。
セアカゴケグモは艶のある黒い体色をしており、ハイイロゴケグモの方は全身が茶色がかかっていますが、どちらも全長は約10cm程度で、丸く大きなお腹と、毒を持つメスの背中に赤い菱型の模様があります。
温かい空気を好み、エアコンの室外機の裏や、靴の中などに潜みます。
噛まれてしばらく経つと毒が神経に作用して、全身に激しい傷みを伴い、治療には抗血清が必要です。
この2種の蜘蛛は見かけたらすぐに退治し、絶対に素手で触ってはいけません。
また、出没した事を近くの役所に報告し、周囲のお宅にも注意を呼びかけましょう。

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